善光寺大勧進
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約1400 年の歴史を持つ善光寺。御本尊は、日本最古と伝わる御仏一光三尊阿弥陀如来(いっこうさんぞんあみだいにょらい)です。日本において仏教の宗派ができる前に開山された寺院であるため、どこの宗派にも属さず、宗派や男女の区別なく、すべての方の極楽往生を説いています。善光寺山内には天台宗の大勧進と浄土宗の大本願の二大寺があり、2つの宗派によって善光寺は管理、運営されています。
善光寺大勧進は、天台宗大本山で善光寺25ヶ院の本坊です。住職は貫主(かんす)と呼ばれ、大本願の住職の善光寺上人とともに、善光寺の住職を勤めています。
善光寺の本堂の南西に大勧進はあります。
山門手前を左に曲がり、石橋を渡ると門があり、たくさんの伽藍が集合しています。橋の下には放生池(ほうじょういけ)という池があり、夏になると美しい蓮が花を咲かせます。鯉、亀、すっぽんなどが生息しています。本堂は萬善堂(まんぜんどう)といい、ご本尊善光寺如来が安置されています。また、厄除けのお寺としても知られ、厄除け不動尊として有名な護摩堂では、一日5回、御護摩祈祷によりお不動様に祈願しています。
阿弥陀如来とご縁が結ばれるお血脈
Okechimyaku
善光寺大勧進に伝わるお血脈(けちみゃく)をご存じでしょうか。釈迦牟尼仏(しゃかむにぶつ)から発し、阿弥陀如来から良忍(りょうにん)により確立された融通念仏の継承者として、歴代の大勧進貫主が『融通念仏(ゆうずうねんぶつ)血脈譜』に書かれています。お血脈は、この系図のことです。融通念仏は、あらゆる人の念仏も互いにとけ合い、その功徳によって、極楽往生できるという考えの信仰です。
中に入っているのは、阿弥陀如来から大勧進住職、瀧口宥誠貫主までつながる系図。授与された方は、貫主様のお弟子になります。宗教宗派に関係なくすべての人が融通念仏の奥儀を受けられたことになり、阿弥陀如来とご縁が結ばれたことになります。大切に保管して、事あるときに極楽浄土へ持っていくことができる意義深いお札です。大勧進の頒布所でお求めいただけます。価格1,000円